研究課題/領域番号 |
26870647
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
岡本 真由美 早稲田大学, 理工学術院, 講師 (40533104)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | [6]-gingerol / アフィニティ磁性ビーズ / 褐色脂肪 |
研究実績の概要 |
今年度は、標的分子探索用[6]-gingerol誘導体の合成を行った。さらに、アフィニティ磁性ビーズに正確に固定できるように設計・合成した。それを用いての標的たんぱく質同定を中心に研究し、論文を現在執筆中である。また、[6]-gingerol及びその類縁体5種類のin vitroにおける脂肪細胞への直接作用を検討したこところ、脂質の蓄積を阻害し、脂肪細胞の肥大化を阻害している可能性が示唆された。 なお、この論文を執筆するにあたっては、補助金を用いてケミカルバイオロジー、褐色脂肪、FDG-PETに関する書籍・文献を購入した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究を遂行するのあたり、実験は概ね順調に進行したが、研究発表の論文執筆が終わっていない。
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今後の研究の推進方策 |
今後、やるべき実験はアフィニティ磁性ビーズにより同定した標的たんぱく質と[6]-gingerolとの結合確認実験を行い、結論を論文発表を行う。 その標的たんぱく質の機能をin vivoで確認できる場合には、動物を用いた実験を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
標的たんぱく質への化合物の最適化に時間がかかり、同定した標的たんぱく質との結合実験まで終わらなかったため。 また、研究遂行中に研究室の上司が急逝されたため、学生への論文指導などが全て回ってきたため実験の進行スピードが遅くなってしまったため。
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次年度使用額の使用計画 |
同定した標的たんぱく質と[6]-gingerolとの結合確認実験を行い、さらに、標的たんぱく質の機能をin vivo実験で動物を用いて確認する。 その結果を論文発表を行う予定である。
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