研究課題/領域番号 |
26870675
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
伊藤 純子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (10436959)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 承認 / 賞賛 / コミュニケーションスキル / 保健師 / 教材開発 |
研究実績の概要 |
2014年度の成果を踏まえ、教材のプロトタイプの作成と評価及びプログラムの試行を行った。行政・産業分野で活動する保健師によるテストプレイを実施し、フィードバックを得た。また、保健師だけでなく看護職・一般、学童期の子どもにもプログラムを実施し、本プログラムの汎用性について検討を行った。また、プログラムをより効果的に媒介し、プログラムを組織等に定着させるツールの開発に取り組み、当該年度は付箋(ほめふせん)を開発した。本ツールは出版社の社員約50名を対象に日常での使用テストを依頼し、使いやすさや仕様・装丁など専門的な助言を得た。これらの成果をもとに、2016年度はプログラム並びに教材を洗練し完成させる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データの収集、教材の開発については概ね順調であり、プログラム案試行のフィールドの確保も十分である。しかし、成果の報告についてはワークショップ1件、学会発表1件であり、研究論文の誌上発表等により査読を受けていないため、学術的な評価が不足していると言える。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの取り組みは保健師以外の対象にも活用できるよう、一般化された形で進行している。平成28年度は完成年度となるため、本研究の主題である保健師の資質向上という点に特化して教材・ワークショップ内容を調整し、プログラムを完成させる。また、教材とともにプログラムをテキストとして媒体化する。また、研究者が講師としてワークショップを実施し、プログラムの効果を検証する。これらの成果を学会及び論文による発表に加え、インターネットの場で広く社会に発信できるよう準備を整える。
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次年度使用額が生じた理由 |
データ収集のため行政保健師へのインタビューを行ったが、謝礼・謝金を辞退されたため。また、カード印刷にあたり、平成28年度で修正を加えた第2版を作製することを考慮し、印刷枚数や仕様を控え予算を抑えて作製をしたため。
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次年度使用額の使用計画 |
プログラムの印刷製本、プログラム効果検証のためのワークショップの実施の経費
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