研究課題
若手研究(B)
讃岐平野では、ため池の自律的な水利用が損なわれない形で、香川用水からの融通を受けられるシステムとなっている。ここに「補完性の原理」を見いだすことができ、ローカルレベルの自律性と地域レベルの連携が促進されることで、讃岐平野の渇水管理のパフォーマンスが高められた。また、渇水時の水融通には、不可逆的な損失を回避するという目的の下で、様々な資本資産の間の代替可能性を高めようとする特質があることが明らかとなった。
環境経済学