本研究の目的は、古武術的身体操法を野球のピッチング動作に応用するための方法を検討し、新たな指導方法を構築するとともに、その応用と実践を行うことで、妥当性を検討することであった。そのため、古武術的身体操法を応用して成功を収めた元選手にインタビューを行い、ピッチング動作への応用について具体的に話を聞き、フィールディングやクイックモーションへの応用に成果があったことを確認した。このことからクイックモーションへの応用について、指導法とその妥当性を検討した。その結果、クイックモーションの動作時間の短縮は達成できたが、球速が遅くなるという検討課題が浮かび上がった。
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