研究課題
若手研究(B)
本研究では、肺などの扁平上皮癌組織におけるHsp105の核内高発現を明らかにした。培養細胞レベルの解析により、Hsp105が核内に発現し、癌悪性化に関わるタンパク質の発現や活性化に寄与することが明らかになった。抗癌剤処理によりHsp105の核内発現が増加し、Hsp105の発現抑制により抗癌剤感受性が増加した。今後さらに動物モデルや臨床検体を用いて検証する必要があるが、Hsp105を標的とした治療や診断への応用が期待される。
分子細胞生物学