研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、戦後沖縄/日本における重要な争点であり、近年は「島ぐるみ」運動の要因となってきた、「沖縄戦」と「米軍基地」をめぐる諸問題の形成過程について、経済開発との関連を重視して実証的に検討することであった。その際、沖縄保守勢力の検討を重視した。研究成果としては、経済構想、沖縄戦認識、基地認識のいずれにおいても、沖縄の人びとが保革を超えて「島ぐるみ」で統一しうる一致点が米軍統治期に存在していたことを明らかにした。
日本近現代史・沖縄現代史