研究課題/領域番号 |
26870713
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
孟 林 立命館大学, 理工学部, 助教 (60615938)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 甲骨文字認識 / 劣化 |
研究実績の概要 |
甲骨文字認識:甲骨文字は3000年前に亀の甲羅,牛の骨などに刻まれた漢字の祖形で,これらの認識が文字の起源、歴史の研非常に重要であるが,劣化などの原因により認識しにくい.本研究では画像処理と確率統計の技術を用いて,甲骨文字の分析と解読を行い,甲骨文の認識に貢献する. 具体的には既知の正規化された甲骨文字について,特徴量(端点,角点,交差点,分岐点)を用いて分類し,データベースを作成しているところである.また,認識対象の文字に対して,画像処理と確率統計による文字を鮮明化し,特徴量を抽出し,テンプレートマッチングにより,約90%認識率を実現できた. 主な成果:論文誌論文(出版中含む): 4枚;国際会議proceeding論文 :8枚;国内会議(研究会論文を含む): 17件 受賞内容:1.甲骨文字研究のプロジェクトのメンバーの院生が,平成26年度大学院修士中間発表優秀賞を得られた;2.甲骨文字研究のプロジェクトのメンバーの四回生が,父母教育後援会表彰教育賞の候補者に選ばれた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
甲骨文字認識について、順調に進んでいます。 しかし、劣化のモデリングについて、現在進行中で、論文の関する報告が未完成です。 そのため、おおむね順調に進展しているとなっております。
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今後の研究の推進方策 |
今までの通りに、学生と議論し、実験研究をすすんでおります。 今後、以下の2点と挙げられます 1.認識対象文字の追加を実験を行い、提案手法の有効性をもっと示す。 また、認識手法の新たな提案を行う予定です。 2.劣化の分析とモデリングについて、少し力を入れ、成果化を行っていく予定です。
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次年度使用額が生じた理由 |
まず、実験とデータの整理を行うために、パソコン2台を買う予定です。 つぎに、今までのプログラムの作成を行ってきましたが、複数文字の実験とデータの整理のために、人件費が発生します。 さらに、昨年と同じように、成果の発信を行うために、学会の発表を行う予定です。
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次年度使用額の使用計画 |
まず、実験とデータの整理を行うために、パソコン2台を買う予定です。 つぎに、今までのプログラムの作成を行ってきましたが、複数文字の実験とデータの整理のために、人件費が発生します。 さらに、昨年と同じように、成果の発信を行うために、学会の発表を行う予定です。
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