研究課題
若手研究(B)
本研究はアキレス腱断裂をはじめとした腱の損傷に対する鍼通電刺激の影響について調査することを目的に、アキレス腱断裂モデルラットを用いて組織学的および力学的検討を行った。その結果、腱断裂後早期からの継続した鍼通電刺激は、修復過程早期において腱修復部に細胞増殖と成長因子の増加を惹起し、早い段階での力学的強度の獲得に有益である可能性が示された。また、修復が完了した時期の腱の力学的強度をも高めることから、腱の再断裂の予防に寄与する可能性が示唆された。
運動器