本研究では、継続的に事業活動を行う体制を有する事業型NPO法人の運営実態を把握するとともに、それを踏まえて有効なガバナンス機構の在り方を模索するための基礎的な情報を確保することを目指した。 研究期間前半では、非営利法人に関するこれまでの先行研究を検証するとともに、NPO法人の運営に携わる関係者およびNPO法人を監督する監督庁に対するヒアリングを実施することで、これまで議論の尽くされていない部分の把握に努めた。 後半では、前半で獲得した情報を基にアンケートを作成の上、NPO法人関係者等に郵送し、事業型NPO法人のガバナンス機構や運営実態の定量的把握の基礎資料確保を目指した。
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