研究課題
若手研究(B)
本研究では「聖地巡礼」と呼ばれる旅行者行動およびそれらの行動が見られる地域住民の意識に焦点を当て、アニメファンにより形成された地域イメージが郊外地域の場所性を変容させるプロセスを明らかにすることを試みた。結果、そのような場所性の変容を可能とした一因として、地域住民が自らの地域を「無印の地域」と捉えているがゆえに、場所性の変容を積極的に受け入れていったことを見出せた。また、ファンが「聖地巡礼」を通じていかなる承認を得ているかについても知見を得ることができた。
情報社会学