研究実績の概要 |
本研究は大気汚染物質などの大気微量成分の分光観測 (DOAS法) のアルゴリズムについて、室内での直接観測・測定により最適化することを目的としている。一部の観測装置部品の購入が遅れていたが, 装置を組み立てて試験測定を行うことができた。ただ新たに光源部分の結露等の問題が生じたため連続観測には遅れが生じている。室内で得られたデータについて検討するため, 福岡で既存の計測器を用いて継続観測している太陽散乱光スペクトルデータを用いて, MAX-DOAS法による長期間 (3年間) のデータ解析を行い, DOAS アルゴリズムの改良を実施した。 さらに試験的に二酸化硫黄 (SO2) 等の導出も実施した。
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