児童の運動能力は1975年頃まで顕著な向上を示したが、近年低下・停滞気味である。就学期以前の幼児期から体力・運動能力を把握していく必要が求められている。本研究では、6歳未満の幼児の客観的データならびにライフスタイルを検討し幼児期の体力・運動能力の特徴を明らかにする。研究の結果、幼児期より性差や体格による運動能力の差やスポーツ経験の差など幼児期の特徴が認められた。評価した項目については数値の示す意味のフィードバックを保護者や保育者に向けて実施した。また、運動発達障害児の運動能力評価について検討を進めデータを収集している。運動発達障害児のデータについては今後公表していきたい。
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