研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、食教育を行う際、性別、年代などの属性によって、重点的に行うべき情報提供や説明項目を明らかにすることである。壮年期男女や女性の年代別における食意識や食品摂取の違いを明らかにし、栄養素等摂取量および食品群別摂取量の違いも明らかにした。さらに、食事バランスガイドの認知度や活用意思の違いや、注意するべき料理区分も明らかにした。以上の結果から、性別や年代別に食教育を行う際の注意点を示唆した。
食生活
本研究の結果から、年代や性別の違いによる食教育の注意点が示唆された。特に疾病等がない限り、成人以降において、複数回の栄養教育を受ける機会はほとんどない。そのため、パンフレットを配布する際や1回の食教育で、ポイント絞ったアドバイスをすることが重要である。本研究の結果は、ポピュレーションアプローチの一環として食教育を行う際の基礎資料となりえるため、社会的意義があると考えている。