研究課題
若手研究(B)
本研究は、モンゴル・ウランバートル市街地において、集合住宅居住者の意識・活動の実態と傾向を把握したうえで、生活・居住空間の空間的変容を明らかにし、都市部の集合住宅での「集住」における持続可能な生活・居住環境づくりに関する知見を得た。モンゴルの住宅意識に関する一般的特徴は、不動産価値意識の希薄さからくる移動への抵抗感の小ささ・住み替えの多さである。従ってコミュニティ義務などが一部の旧住民に集中する。こうした問題を解決するキー要因は、1)居住年数が多くなれば醸成されるコミュニティ意識、2)新旧住民を交流させるしくみをつくること。3)居住者参加による集合住宅の管理運営体制を構築すること、等である。
生活・居住空間計画、生活環境デザイン