本研究ではM1-Closure法という手法でニュートリノ輻射輸送を解くコードの開発に成功しました。重力崩壊型超新星に応用し、Kuroda et al. 2016として論文にまとまっています。このコードで用いられる逆行列を求める手法はよくチューニングされており、元のものの数倍の高速化にも成功しています。 もう一つの成果は超新星で用いられいてるコードのコード比較です。近年、あるグループで得られた結果が他のグループたちと異なるということが多く、これは緊急の課題となっていました。注意深く比較した結果、これらは数値計算の手法による違いではなく、入力物理の違いに起因していることが分かりました。
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