研究課題
若手研究(B)
抑制性シナプス編成過程の一端を明らかにするため、生きた単一の神経細胞におけるグリシン受容体とその足場タンパク質であるゲフィリンの時空間的な局在変化と相互作用を検討した。その結果、ゲフィリンはグリシン受容体の活性化にかかわらず安定的にシナプスに局在する一方、グリシン受容体は活性化依存的にゲフィリンクラスター領域で安定化していた。更に、グリシン作動性シナプス編成において、グリシン受容体に先行してゲフィリンの局在が重要であることが示唆された。
神経科学