研究課題
若手研究(B)
本研究は,我が国における廃棄物処理の主要な方法である堆肥化処理過程で発生する発酵熱を堆肥化施設から排気として回収し,温度差発電の熱源として利用することを目的として実施した。その結果,工場排熱などによる発電で実績のあるバイナリ発電方式を用いて,これまでの温度差発電の報告と比較しても低い,60℃程度の排気を実際の堆肥化施設から回収し,最大700W以上の発電が可能であることを示した。また,発酵排気を効率的に回収するため,堆肥化過程における熱の発生・回収特性を解析した。
農業環境工学