研究課題
蛍光タンパク質との融合タンパク質として作製したSec4のエフェクター分子のうち数種のプローブは栄養増殖時にはその蛍光が確認できるものの胞子形成時においては蛍光強度が弱く可視化が困難であることがわかった。これら分子の発現は胞子形成時に抑制されていることが考えられ、対処として胞子形成時にそれらエフェクター分子の発現を誘導するコンストラクトの作製に取り掛かった。 ポストゴルジ小胞の融合において機能しているRab GTPase Sec4のグアニンヌクレオチド交換因子Sec2については栄養増殖時にリン酸化されることが報告され、エフェクターおよびリン脂質への結合が制御されていると考えられている。Sec2のリン酸化状態が胞子形成時に変化しているか、また前胞子膜形成に影響を与えるか検討するため、質量分析によりリン酸化を含む翻訳後修飾解析を実施できる状況を整えつつある。
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mSphere
巻: 1(1) ページ: e00038-15
10.1128/mSphere.00038-15.