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2015 年度 研究成果報告書

生命維持に必要なリン脂質代謝の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26870879
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 胎児・新生児医学
医化学一般
研究機関国立研究開発法人国立国際医療研究センター

研究代表者

吉田 智美  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (30610216)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード発生医学 / 生体膜リン脂質
研究成果の概要

リン脂質代謝酵素であるLPCAT3が、生体内においてアラキドン酸含有のリン脂質の生合成に寄与している事を明らかにした。またLPCAT3欠損マウスは、生後1週間以内に死亡する事がわかった。LPCAT3欠損マウスの小腸では生後1日目に大量の脂質(中性脂肪:トリグリセリド)蓄積が見られ、これが局所的なアラキドン酸含有リン脂質の減少による可能性をin vitroの実験より示唆した。この脂質蓄積によって、LPCAT3欠損マウスでは小腸の機能不全が起こっていると推察され、それによる低血糖や血中の中性脂肪の濃度低下が観察された。これらの事が、LPCAT3欠損マウスにおける新生児致死の要因である事を示した。

自由記述の分野

脂質生化学

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公開日: 2017-05-10  

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