研究課題
若手研究(B)
本研究では、日本の精神病床入院メカニズムを医療費支払区分別に3タイプに整理し、それぞれの展開を歴史的に考察した。その結果、戦後日本の急激な精神病床・入院増は、先行研究が強調してきた公安主義的なものよりも、家族のディマンドに牽引された同意(医療保護)入院と、それに対する医療扶助給付によって主に牽引されたことが明らかとなった。
医療社会学、社会政策、医療政策、精神医療史