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2017 年度 実施状況報告書

統合失調症患者における内発的動機づけと認知リハビリテーションの効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26870886
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

米田 恵子  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 司法精神医学研究部, 流動研究員 (50455408)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード統合失調症 / 認知リハビリテーション / 内発的動機づけ
研究実績の概要

統合失調症における認知機能障害は、患者の社会機能や社会的転帰と強く関連することから、治療対象としての位置づけは高い(Green et al, 2000)。1990年代より欧米諸国で開発されてきた認知リハビリテーションは、社会機能にも有意な改善効果をもつことが明らかにされてきた(McGurk et al, 2007)。一方、神経認知と社会機能や社会的転帰の介在因子として、内発的動機付けが注目されている。認知リハビリテーションの社会機能や社会的転帰に対する効果検証を行うには、それらの介在因子である内発的動機付けの評価が重要である(Choi et al, 2010)。内発的動機づけの評価法を確立することは、リハビリテーションの効果の予測に有用であるため、本年度はその評価方法の開発を行った。現在、従事しているリハビリテーションに対する患者の内発的動機付け(プログラム内容に対する興味、関心、満足感)に関する質問票による評価尺度であるIMI(Intrinsic Motivation Inventory)(Choi et al, 2010)の日本語版を用いた。評価尺度の信頼性・妥当性検討行うため、3カ月間ある認知リハビリテーションのうち、半分のセッションを過ぎた時点で(およそ1カ月半後)、臨床指標や関連尺度と共に検査を実施した。引き続きデータ収集し、認知リハビリテーションの評価尺度として有効か検討する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

対象の設定が限定的であるため、被験者のリクルートに時間を要している。

今後の研究の推進方策

データ収集終了後、解析を行う。

次年度使用額が生じた理由

投稿準備に要する費用を次年度使用とする。

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公開日: 2018-12-17  

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