本研究では2003-2012 年度出生児において、連結可能匿名化された4つのデータベース [日本産科婦人科学会周産期登録データベース、周産期母子医療センターネットワークデータベース(NRND)、人口動態統計(出生票)、人口動態統計(1歳未満で死亡した児の死亡票)]に含まれる約14 個の重複項を用いて、データ誤入力・データ欠損を考慮にいれたデータベースリンケージアルゴリズムを作成し、統計学的に確率論を用いた突合により各データベースを95%以上の突合率で出生票と連結させたのちに、臨床データベースの代表性および社会・母体因子と長期予後との関係を解析した。
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