研究課題
昨年度までにアレルギー科医、学校教職員、保護者、サイエンスコミュニケーター、メディカルイラストレーターとともに食物アレルギー教育プログラム開発を開発し、小学校で一般の小学生を対象に食物アレルギー教育プログラムを実施した。プログラム実施前後にアンケートを回収したものを、今年度データ入力を行い、データ解析を行った。解析結果を研究協力者とともにまとめた。プログラム実施結果としては、小学生42名が食物アレルギープログラムに参加し、質問票に回答した食物アレルギーのない小学生は28名であった。96.4%がプログラムはわかりやすいと回答した。また、80.3%が小学校の授業でも実施すべきであると回答した。プログラム介入により食物アレルギーのお友達のために気をつけることができると回答した児童が有意に増加した(82.1% vs. 96.4%、p<0.001)。食物アレルギーのない小学生に対して食物アレルギー教育プログラムが有用であることが示唆された。今回の研究成果については、誌上発表を行った。誌上発表の報告は、米国Pediatric Newsに取り上げられた。
Pilot program helps children better understand food allergies
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Annal of Allergy, Asthma and Immunology
巻: 117 ページ: 318-9
10.1016/j.anai.2016.06.018.
http://www.mdedge.com/pediatricnews/article/111825/asthma/pilot-program-helps-children-better-understand-food-allergies