宮減県の保育施設での食物アレルギー、アナフィラキシー対応の問題点を明らかにする目的で315の保育施設にアンケート調査を依頼し、返信された結果を分析した。食物アレルギー児を受け入れるための努力をしている施設は多くみられた。しかし、食物アレルギーの症状が出現した際の体制に関しては十分整っているとは言えない結果であった。また、食物アレルギー、アナフィラキシーに関する職員の知識も不十分なうえ、指導を受ける機会が少ない。今後、明らかなった課題を県、自治体と協議し、改善策を考えていくための貴重な事実を本調査でえられた。
|