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2016 年度 実績報告書

コーカサスおよび西アジア地域における銅合金設計技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26870898
研究機関帝京大学

研究代表者

藤澤 明  帝京大学, 文化財研究所, 講師 (70720960)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードジョージア / ヒ素銅 / 銅合金 / 初期青銅器
研究実績の概要

2015年10月にジョージア国立博物館において銅合金資料のより詳細な科学的調査のため微量試料採取について依頼を行った。その結果、微量試料採取および国外への持ち出しが許可された。そこでできる限り資料の内部より試料を採取した。
2016年9月25日から10月8日までジョージア国立博物館の保存修復室長を30点の微量採取試料と共に本国へ招聘した。試料については、誘導結合プラズマ発光分光分析に供し、これまでに現地で行ってきた蛍光X線分析による非破壊分析結果と比較検討を行った。この結果、多くの資料で良い一致が確認されたが、保存修復が過去に行われた資料については、合金成分が内部ではより少なかった。これは酸を使用した保存修復処置が行われたため、銅が選択的に溶出したことによると考えられる。そこで、保存修復が行われた資料については非破壊での合金成分調査が難しいことが判明した。今後は保存修復処置が行われていない資料を中心に調査を行うこととした。また、この招へいに伴い、帝京大学八王子キャンパスおよび帝京大学文化財研究所において講演会を実施し、今後の共同研究や文化財保護に係る協力について協議を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件)

  • [国際共同研究] ジョージア国立博物館(ジョージア)

    • 国名
      ジョージア
    • 外国機関名
      ジョージア国立博物館
  • [学会発表] 古代ジョージアにおける銅合金利用の変遷2016

    • 著者名/発表者名
      藤澤明、Nino Kebuladze、Nino Kalandaze
    • 学会等名
      日本文化財科学会第33回大会
    • 発表場所
      奈良大学(奈良県奈良市)
    • 年月日
      2016-06-04 – 2016-06-05

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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