4次元培養環境構築を確立するために、光開裂性架橋剤(NHS-PC-4armPEGおよびDBCO-PC-4armPEG))の開発および組成検討を行い、さらに灌流培養を実施するための「灌流型マイクロデバイスの流路設計・加工」を行った。その結果、細胞傷害を与えることなく灌流培養ができることが確認され、これらの知見を国際学会にて5件報告した。当初予定していた数種類の細胞を同デバイス内へ導入した後に長期灌流培養を遂行し、形成された組織の生理学的な機能評価を行うには、各細胞種に対するゲル組成の最適化およびデバイスのプロトタイプ改良を進める必要であり、本技術を実用化するうえで、長期なデバックが必須である。
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