液中レーザー溶融法において2種類の混合粒子を原料とし、それらの複合化合物の球状粒子合成を行った。TiO2とMgCO3の組み合わせからはいずれの原料組成比率の場合でも結晶性のMgTi2O5の生成が生成した。この系ではレーザー照射によって液相が生じるのがTiO2のみであるが、複合酸化物が生成した。一方で、ヘマタイトFe2O3とB4Cの組み合わせからFeBやFe2B球状粒子を得るためには、両原料がレーザー照射によって液相になる必要があることが明らかとなり、複合化のメカニズムは組み合わせによって大きく異なることが考えられる。
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