本課題は、fMRI法と心理行動実験を組み合わせ、ヒト大脳皮質視覚野における視覚的奥行き(3次元視覚)情報の処理過程を明らかにすることを目的として遂行された。特に、 1.様々な奥行き文脈・手掛かり(両眼視差、陰影、運動視差など)がどのように統合されているのか、2.ローカルな奥行き情報が脳のどこでどのようにグローバルな3D形態情報に変換されているのか、を明らかにする研究を行い、その成果はCurrent BiologyやJournal of Neuroscienceなどの国際誌に発表され、その研究内容の一部は国際誌上で他研究者に紹介されるなど注目を集めた。
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