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脊髄損傷などの中枢神経損傷により、いったん失われた運動機能でも、一定の機能回復を示すことがある。この回復において、脊髄運動ニューロンスパインの可塑性変化が寄与しているという仮説のもと検証を行った。はじめに脊髄損傷後、自然経過に伴い運動機能変化がみられるか否かについて検討を行った。その結果、自然経過に伴い運動機能が有意に回復されることが分かった。次に脊髄運動ニューロンのスパインの可視化を行った。逆行性レンチウイルスベクター（GFP）を筋肉内に注入し、脊髄において運動ニューロンを可視化する方法を用いた。逆行性に脊髄運動ニューロンを可視化することはできたが、スパインの形態までを詳細に解析することは困難であった。そこで、ゴルジ染色法に切り替えて再度検証を行っている。
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