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2015 年度 実績報告書

ビフィズス菌の長寿効果に寄与する構造成分の探索

研究課題

研究課題/領域番号 26882032
研究機関大阪市立大学

研究代表者

小村 智美  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 客員研究員 (10736515)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワード線虫 / ビフィズス菌 / 老化 / 生体防御 / プロバイオティクス
研究実績の概要

わが国は世界一の長寿大国となったが、免疫力の低下による高齢者の肺炎死亡率増加など、老化に関する課題も多い。そこで申請者は、老化に伴う免疫力の低下を食品成分により制御する可能性について、線虫(Caenorhabditis elegans)をモデル動物として研究を進めている。これまでにヒトに有益な保健効果をもたらすプロバイオティクスの一種ビフィズス菌やラクトバチルス属の乳酸菌が、線虫の老化を抑制し寿命を延長させることを発見してきた(Ikeda et al., Appl. Environ. Microbiol., 2007; 73: 6404-9, komura et al., Biogerontology , 2013; 14: 73-87)。そこで本研究は、その機構を解明するための糸口として、昨年度作製したトランスジェニック線虫(ビフィズス菌摂取時に顕著に発現増加することがマイクロアレイとRT-PCRで確認取れた遺伝子と GFP 遺伝子をつないだ線虫)に種々の菌を与え、GFPの誘導を調べた。その結果、ビフィズス菌やラクトバチルス属などのプロバイオティクスを与えるとGFPが顕著に誘導された。その一方で、病原菌(サルモネラ、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、レジオネラ)や寿命延長効果のみられない大腸菌では誘導されなかった。そのため、本遺伝子はプロバイオティクスに共通する特異的な菌体成分で誘導されることが期待される。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2017-01-06  

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