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2015 年度 実績報告書

交代制勤務者の心身の健康と食生活との因果性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26882040
研究機関東洋大学

研究代表者

吉崎 貴大  東洋大学, 食環境科学部, 助教 (50732830)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワード時間栄養学 / 食生活 / 食行動 / 朝型夜型指向性 / 概日リズム / 交代制勤務
研究実績の概要

これまでに時間栄養学の視点を中心に検討を進めてきており、食事タイミングを前進あるいは後退させることによって心臓自律神経活動の概日リズムの位相が変化することを明らかにしてきた。さらには、実際の自由生活下における交代制勤務者においても、朝食時刻が心臓自律神経活動の概日リズムに関わることを明らかにしている。本研究では162名の看護職員を対象とした断面研究において、食行動と交代制勤務との関連を検討した。その結果、交代制勤務者は日勤者に比べて食事内容や食生活の規則性といった点で、食生活上の問題があることが明らかになった。これらの食行動に対して階層的重回帰分析を行ったところ、交代制勤務と食事内容の乱れや食生活の不規則さとの関連は、日本語版Morning-Eveningness Questionnaire(MEQ)を用いて評価した朝型夜型指向性によって媒介あるいは調節を受けることが明らかになった。また、3007名の看護師の集団では、Center for Epidemiologic Studies for Depression State (CES-D)によって評価したうつ傾向と朝食欠食頻度との間に有意な関連がみられ、この関連は朝型夜型指向性によって媒介されることが明らかとなった。朝型夜型指向性と概日リズムの位相とは密接に関連することから、本研究成果は食事や睡眠改善による概日リズムの調節に焦点を当て, 一次予防策としてのアプローチ法を検討していく上で、貴重な基礎資料となることが期待される。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Associations between dietary behaviors and rotating shift work among Japanese nursing staff2015

    • 著者名/発表者名
      Yoshizaki T, Kawano Y, Noguchi O, Onishi J, Teramoto R, Sunami A, Yokoyama Y, Tada Y, Hida A, Togo F
    • 学会等名
      12th Asian Congress of Nutrition
    • 発表場所
      神奈川県横浜市, パシフィコ横浜
    • 年月日
      2015-05-14 – 2015-05-18
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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