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2014 年度 実績報告書

初心者が助走を生かして踏切るために課題となる踏切動作

研究課題

研究課題/領域番号 26882049
研究機関愛知東邦大学

研究代表者

木野村 嘉則  愛知東邦大学, 人間学部, 助教 (80734491)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワード走幅跳 / 踏切動作 / 初心者 / 助走跳躍 / 助走跳躍
研究実績の概要

本研究の目的は一般大学生のような跳躍運動の初心者が助走を伴う跳躍運動で「よい踏切」を行うための踏切動作の課題を明らかにすることにある.当該年度では初心者の踏切動作の課題を明らかとするために、跳躍選手と初心者について走幅跳の踏切動作を比較した.その際に明らかとしたののは次の点である.
初心者は跳躍選手と比較して踏切時に鉛直速度を作り出すことができないが,その際には,踏切局面の前半部分において作り出される鉛直速度が小さいことが原因となっていることが明らかとなった.同時に,踏切局面中に起こる水平速度の減速が,跳躍選手より少なかった.そのため,水平速度の減速を伴い鉛直速度を獲得する踏切動作が,助走を生かして踏切、跳躍選手のような踏切を行うための課題となる.
さらに,これらの結果を受け,水平速度の減速を伴いながら鉛直速度を獲得する様式の踏切が顕著となる走高跳の踏切動作について走幅跳の踏切動作を比較するために,初心者の走高跳の踏切動作分析のための実験を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初予定していた対象での実験実施が困難となったため,実験の開始が遅れることとなったが,予定を一部変更し,調査対象の選定をやり直すことで対応した.これにより,遅れは次年度での修正によって全体計画に影響しない程度に収まっている.

今後の研究の推進方策

次年度では,現在着手している実験の分析を継続する.当該年度の成果である跳躍選手との比較にて明らかとなった初心者の踏切動作の課題について,踏切方向を変化させた時の踏切動作に関するデータとの関連を検討し,初心者が助走を生かして踏み切るための動作課題を整理することで,当研究課題の総括的な成果を得たい.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 一般大学生の走幅跳における踏切動作と技術的課題の検討2014

    • 著者名/発表者名
      木野村嘉則
    • 学会等名
      第34回日本スポーツ教育学会
    • 発表場所
      愛媛大学教育学部 城北キャンパス(愛媛県松山市)
    • 年月日
      2014-10-25 – 2014-10-25

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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