研究課題
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本研究は清代の北京の警察について、とくに現場の捕り手(番役・捕役。彼らは賤業従事者と位置づけられていた)であった人々と、彼らの社会的地位の分析を試みるものである。この目的を達成するために、清代の公文書史料を調査し、番役・捕役と、彼らが頼っていた非正規であり、また時に不正を働いてもいた私的協力者との関係性について分析した。それによって、清代における社会秩序形成の特質の一端を明らかにした。
清代北京の都市社会史