本研究では、戦後日本に大きく紹介された、米国西海岸の美術「パシフィック・ノースウエスト・ スクール(太平洋北西派)」について、東京国立近代美術館、シアトル大学特別コレクション、ブルックリン美術館等で個別の展覧会の資料の調査を行い、当時の批評の収集と検証、作品の分析を行った。これによって占領後の日米文化交流の促進において、この運動が両国でどのような役割を担い、また文化イベントでの交流が互いの文化に対してどのような理解を作り出したのかを明らかにした。これらの研究成果は、研究発表や論文にまとめ、今後随時発表してゆく。
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