研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、新出土文献を用いて中国古代思想史を再構築するものである。具体的には、上海博物館が所蔵する戦国時代の竹簡(上博楚簡)に含まれている春秋戦国時代の南方地域「楚」の国の故事(楚国故事)を研究対象とし、その内容と思想的特色を解明した。その結果、楚国故事は、楚の太子や王族貴族を対象とした教訓書である可能性を指摘した。研究の過程では、中国の博物館や研究機関に赴いて竹簡の実見調査や現地研究者との学術交流を行った。また、研究成果は国内外の学会・研究会や研究誌等において発表した。
中国哲学