研究課題
研究活動スタート支援
本研究では,裁判員の情報処理スタイル(分析処理者,直観処理者)によって,目撃証言の信用性を判断する過程に違いが見られるのかどうかを検討した。調査の参加者には,シンクアラウドしてもらいながら,5歳の幼児による証言及び20歳の成人による証言がそれぞれどの程度信用できると思うかを判断してもらった。参加者の発話内容を分析した結果,直観処理者では,証人の年齢に着目した判断が行われており,一方,分析処理者では,証人の年齢だけでなく,他の証拠も踏まえた多角的な判断が行われていることが示された。
社会心理学