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2015 年度 実績報告書

ゼミナールの授業外での活動における学びの研究-構成・経験・成果に着目して-

研究課題

研究課題/領域番号 26885022
研究機関首都大学東京

研究代表者

伏木田 稚子  首都大学東京, 大学教育センター, 助教 (40737128)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワード大学教育 / 学習環境 / ゼミナール / 授業外活動 / 資料調査 / インタビュー調査 / 質問紙調査
研究実績の概要

平成27年度は、ゼミナールの授業外での活動について実態を明らかにし、汎用的技能を中心とする学習成果との関係を実証的に検討するために、①学生に対するインタビュー調査と②教員に対する質問紙調査を行った。
具体的に①では、大学院生7名と学部生5名の計12名を対象に、ゼミナールの授業外での活動を中心として、a. 構成(活動の進め方・教員の指導のあり方)、b. 経験(活動から得た経験の内容・質)、c. 成果(学生が身につけた知識・理解・能力・態度)の3つの視点に基づいて半構造化面接インタビューを実施した。得られた発話データはすべて書き起こし、佐藤 (2008a, 2008b) の手順に基づいて、文書セグメントをコーディングし、文書-コード・マトリックスにより複数のケースを比較した。
その結果、サブゼミやインターゼミ、ゼミ合宿などでは、学年や大学の異なる学生との交流、辞めたくなるほどハードな活動やゼミ生との葛藤を通じて、そのゼミだからこその経験を積んでいる様子が示唆された。また、授業外でのノンフォーマルな活動の多くは学生の主体性に一任されているものの、授業内でのフォーマルな活動と継ぎ目なく繋がっているため、両者を切り分けて学習成果を論じることの難しさが明らかになった。
そこで、続く②の調査においては、ゼミナールに対する教員の信念、授業内-外における活動の進め方とそれに対する指導を中心に、教員が学生に期待している経験の内容や質を検討した。東京都内に本部が所在する大学の中で、人文学、社会科学、総合科学系学部に所属している教員(専任講師以上)からランダムサンプリングで抽出した525名に調査票を郵送した結果、154名の教員より回答が得られた。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

研究成果

(2件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Perceptions of Inquiry-Based Learning Community: What Do Students Learn Outside of Undergraduate Seminars2016

    • 著者名/発表者名
      Wakako Fushikida
    • 学会等名
      The 14th Annual Hawaii International Conference on Education
    • 発表場所
      Honolulu(The United States of America)
    • 年月日
      2016-01-03 – 2016-01-06
    • 国際学会
  • [図書] 教育工学研究による高等教育の改善2016

    • 著者名/発表者名
      伏木田 稚子(分担執筆)
    • 総ページ数
      225
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2017-01-06  

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