研究課題
研究活動スタート支援
教育令期における地方教育行政の再編過程について、県会議事録や地域史料の収集と分析に基づいて検証をすすめることができた。検討の結果、第一に、県が独自に創設した地方教育行政機関は教育内容・方法といった教育の内的事項に対する指導監督の必要から設立されたこと、第二に、指導監督機関が機能するだけの高い専門性と身分待遇のあり方が問題となっていたこと、第三に指導監督の強化が求められる一方で地域性や民情に配慮した学事奨励の意義が見出されていたことが明らかとなった。
教育学、教育史