研究課題
研究活動スタート支援
選択行動・意思決定研究における標準モデルである「価値」モデルに問題を提起し、その代替案として、進化論の視点を取り入れたコピーイストモデルを提示した。選択行動の基本現象に、各選択肢への選択割合は、その選択肢からの報酬割合に一致するというマッチング法則がある。本研究では、コピーイストモデルの方がより正確にマッチング法則を予測できることが示された。この結果は、選択行動・意思決定の変容は選択肢の「価値」の変容というよりも、新たな行動パターンの形成として捉えられることを示唆している。
実験心理学・行動分析学