消費者行動の日印比較(小売店における購買行動、外食チェーンの利用行動の2パターン)を実施した。得られた知見は、①日本人消費者が、評価のポイントを「反応性(序盤)→確実性(中盤)→共感性(終盤)」と変化させているのに対し、インド人は評価要素が全要素に拡散する、②満足がロイヤルティに繋がる確率はインドにおいて強い--等々。新興国中間所得層の特性把握、新興国ビジネス参入におけるフィージビリティ・スタディの可能性等の含意を得た。研究結果は、米国の国際学会で2回発表し、査読付き英文誌への掲載を行った。このほか学内紀要へ2本の論文を掲載した。
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