平成27年度の研究計画として、農家経済に関するデータベースの構築と分析を掲げた。研究実績としては、まずデータベースの構築に関しては、京都大学農学部が所蔵する「農家経営経済調査」(1942~1948年)の新潟県分の農家経済に関するデータベースの作成を行った。新潟県分として残されている農家データ(42戸分)のうち、8戸分のデータ入力が完了した。これら42戸はすべてがパネルデータとして存在するわけではなく、7年分の完全なパネルデータとして残されている農家は5戸のみであり、そのうちの4戸と西蒲原郡分(従来、研究代表者が研究対象としてきた地域)を優先的にデータ入力した。 データ分析では、1950年代の土地改良事業が展開するもとでの農村・農家経済に関する分析を行った。新潟県の農業振興計画の内容と、新潟県農村の事例に基づいた農業生産の多角化の実態を検討し、研究成果を公刊した。
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