研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、近現代日本における農業農村基盤整備事業が農業経営・農家経済に与えた影響を実証的に検討した。主たる研究成果は、次の2点が挙げられる。第1に、1930~1940年代における農家経済に関するデータベースを構築したことである。第2に、1950年代の農業政策の政策効果を検討し、農業生産の向上という面で意義を見出せること、その一方で、農業経営におけるモノカルチャ―的生産(水稲単作)から多角的生産への転換という点では限界があったことを明らかにした。
経済史