研究課題
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本研究課題は、プラトンの中期・後期の著作を考察の対象として、彼にとって「政治」とは何であり、また彼がそれを何であるべきと考えたのかを明らかにすることであった。研究成果として得られたこの問いに対する答えは、プラトンが構想した政治とは、共同体のうちで生きる全ての人が、正義を目指して善き生活を送ることができるよう、彼らの魂(内面、精神)を幼い頃から、言葉と音楽を用いて快苦の感情を教育し、さらに法律の序文を用いてそのように生きることを理性的に説得することである。
政治学