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2015 年度 研究成果報告書

サイコパシーの利己的行動に罰が影響を及ぼす可能性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 26885116
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 実験心理学
研究機関広島修道大学

研究代表者

大隅 尚広  広島修道大学, 人文学部, 助教 (50737012)

研究協力者 梅田 聡  慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90317272)
研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワード反社会的パーソナリティ / サイコパシー / 罰 / 公正性 / 共感性 / 意思決定 / 自律神経系 / 脳波
研究成果の概要

サイコパシー傾向が高い者は友人との交流に際しては公正に振る舞うことを明らかにし、評判の下落のような社会的損失が利己的行動の抑止力となる可能性を示唆した。その一方で、金銭的損失のような罰は効果がなく、罰せられる可能性があろうとなかろうと見知らぬ他者に対して不正な利己的行動をすることを明らかにした。そして、サイコパシー傾向が高い者が不正を行うとき、交感神経系の活動性(皮膚電気反応、心拍数の上昇)が低いことが明らかとなった。身体状態の知覚はサイコパシーによる個人差が見られなかったが、一連の研究の結果から、身体の覚醒状態を引き起こすことがサイコパシーによる利己的行動を抑制する手がかりであるといえる。

自由記述の分野

社会生理心理学

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公開日: 2017-05-10  

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