研究課題
研究活動スタート支援
原子を用いたニュートリノ質量測定を目指し、原理実証の一つである、外部トリガによって誘導されたコヒーレントな二光子放出を観測した。実験では78Kに冷却した60kPaのパラ水素ガスに532nm, 684nm, 4587nmの3色のパルスレーザーを入射し、二光子放出の信号である5048nmを観測する方法を用いた。検出信号強度は自然放出に比べ10の18乗以上の増幅を示した。レーザーパワー依存性や時間依存性などを検証し、数値計算による定性的な理解が得られた。
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理