高温超伝導REBCO線材を用いた無冷媒超伝導マグネットの開発に向けて、低温での局所的発熱(ホットスポット)可視化技術の開発を行った。 2014年度は、低温強磁場中蛍光分光測定により蛍光材料Eu-TFCが低温強磁場中での温度可視化に適応可能であることを明らかにした。また、低温強磁場大電流温度分布可視化装置の立ち上げを行った。 2015年度は、REBCOテープとREBCOコイルにおけるホットスポットの観察をおこなった。ヒーターによりREBCOテープ内に強制的にホットスポットを発生させ常伝導伝播を可視化した。また、劣化したREBCOコイルにおける劣化箇所の温度分布による可視化に成功した。
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