研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、温室効果ガスである二酸化炭素に着目し、地下の温度上昇がその生成・消失に及ぼす影響を定量的に評価することを目的とした。二つの隣接する観測地点において、二酸化炭素の地表面放出量と土壌内各深度間のフラックスを定期的に観測することで、地下の温度とそれらの相関性を検討した。その結果、二酸化炭素の地表面放出量は、その90%程度が土壌内のごく浅い深度で生成されていること、そして、その放出量は、土壌内における地表面近傍の温度と弱い正の相関性があることが示唆された。
地盤環境工学