本研究では、クロマチン動態と転写活性との生物学的関連性を明らかにすることを目的としている。当初の計画通りに、H26年度はクロマチンイメージングに向けた検出系の検討をおこなった。具体的にはTALE-GFPとdCas9-GFPを用いて標的配列の可視化を試み、どちらの系が本研究に適しているかを検討した結果、1コピー遺伝子座の可視化にはdCas9-GFPが有用であるという結果に至った。また、1コピー遺伝子座の可視化には、複数のプラスミドを同時に細胞内に導入する必要があるが、遺伝子導入方法の最適化をおこなった。 画像解析ソフトImageJを使って、イメージングデータの解析のためのパイプラインの構築を同時におこなっている。
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