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2014 年度 実績報告書

ケミカルバイオロジーに基づく植物ウイルス病治療薬の網羅的同定

研究課題

研究課題/領域番号 26892012
研究機関東京大学

研究代表者

岡野 夕香里  東京大学, 農学生命科学研究科, 研究員 (90734872)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワードオオバコモザイクウイルス
研究実績の概要

植物ウイルスは農業生産に甚大な被害を及ぼすが、菌類や細菌に対して通常行われるような農薬スクリーニングを行なうことはできず、これまでに有効な農薬は開発されていない。本研究では、ウイルスの増殖を阻害する化合物を化合物ライブラリーの中から網羅的に特定することを目的としている。
平成26年度はまずウイルスの増殖を阻害する化合物のスクリーニングを行うのに最適なハイスループットな系の検討を行った。シロイヌナズナの培養細胞からプロトプラストを抽出し、GFP 付加したオオバコモザイクウイルス (PlAMV) の感染性クローン(PlAMV-GFP) とポリエチレングリコールを加えてウイルス接種をおこない、ウイルス増殖に伴ってGFP蛍光が観察されることを確認した。次に、大量のサンプルを簡便に処理できるよう、96穴マイクロタイタープレートを用いて同様の実験を行い、GFP蛍光を蛍光プレートリーダーで全サンプルで安定して定量出来る条件の検討を行った。また、PlAMV以外の数種のウイルスについてもGFPを付加した感染性クローンを構築し同様の接種試験と検出条件の検討を行った。また、ウイルスを接種するだけで、細胞が死にGFP蛍光が減少する可能性を排除するため、接種後に生細胞・死細胞同時染色試薬で染色し、蛍光プレートリーダーによって試薬に由来する蛍光を定量することで生細胞と死細胞の割合を計測し、顕微鏡によって細胞形態を観察し、細胞形態が正常であるかどうかを確認した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Cell Death Triggered by a Putative Amphipathic Helix of Radish mosaic virus Helicase Protein is Tightly Correlated with Host Membrane Modification.2015

    • 著者名/発表者名
      Hashimoto M, Komatsu K, Iwai R, Keima T, Maejima K, Shiraishi T, Ishikawa K, Yoshida T, Kitazawa Y, Okano Y, Yamaji Y, Namba S.
    • 雑誌名

      Mol Plant Microbe Interact.

      巻: 未定 ページ: 未定

    • DOI

      10.1094/MPMI-01-15-0004-R

    • 査読あり
  • [学会発表] plantago asiatica mosaic virus の TGBp1 はホモオリゴマーを形成し SGS3/ RDR6 body を凝集させる2015

    • 著者名/発表者名
      岡野夕香里・遊佐 礼・薦田(萩原) 優香・桂馬拓也・二條貴通・小松  健・山次康幸・難波成任
    • 学会等名
      日本植物病理学会創立100周年記念大会(平成27年度大会)
    • 発表場所
      明治大学駿河台キャンパス
    • 年月日
      2015-03-29 – 2015-03-29

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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