研究課題
平成26年度はラット腎移植モデルを確立させるところまで到達した。そして、移植後12週ではまだ糖尿病性腎症の可逆性(検尿所見、採血所見、病理学的な糖尿病性腎症の改善)は確認されず、可逆性の有無の確認にはさらなる長期の経過を確認する予定であったが、27年度に入り、その後レシピエントラットがすべて死亡してしまい、確認することができなかった。その後再度腎移植を行い、移植された糖尿病性腎症の腎病変の変化について経過を追鋳直しているところであるが平成27年度終了時点では先述の期間以上の変化については確認できていない。または糖尿病性病変については可逆性がない(改善しない)という可能性もありうる。なお、懸念されていたSDT/SDJ-F1ラット(レシピエントラット)の耐糖能については経口ブドウ糖負荷試験を施行し、まったくの正常であることが判明した。また、アメリカ移植学会(フィラデルフィア)に参加し、本研究に関連する、さらなる情報収集を行った。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Transplantation
巻: 99 ページ: 1119-1125
巻: 99 ページ: 668-677
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日本小児腎不全学会雑誌
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